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終活は何をすればいいの?

すっかり定着した「終活」という言葉。皆さんはどのような準備をしていますか?

本記事で終活としてお伝えするのは少し変わった終活

終活をするとはいうけれど

多くの人が一度は聞いたことがある終活という言葉。関心はあっても実践していない人もいれば、既に取り組んでいる方、もしかしたら取り組んでいても家族が知らないというケースもあるのではないでしょうか?
残された家族が仲良く
感謝して人生の終わりを迎えられるようにちゃんとした終活をしたいそんな方いらっしゃるんではないでしょうか。

例えば本人が気にされるのはお墓や仏壇またそれの世話に関することが多かったり、保険や銀行口座の停止また、葬儀の事や相続そんなことも気にされる方がいらっしゃるんではないでしょうか。
そして残される側もやはりお墓や仏壇のお世話、相続の関係であったりとか、または親戚付き合いなどそういった部分もあるでしょう。「相続」は「争続」と表現されることがあるように、お金が絡むと争い事や揉め事になることもりますよね。なるべくなら親族たちが仲良く円満に解決できると嬉しいですよね。

これらは一例に過ぎませんが、他にも今の時代であればデジタル配信のアカウントの削除であったり、パソコンのパスワード、車や家、土地等いろいろありますよね。
そしてこれら共通する事は物質的な目に見えるものの終活の際に皆さんが気にするところではないでしょうか?

本記事では、目に見えない部分の終活について触れていきたいと思います。

終活でしておくべきこと

Me-timeでは、本当にすべき終活として提唱していることがあります。
それは、「やりたかったこと」をやっておくことです。
人生の最後に後悔するダントツの1位は、「やりたいことをやらなかったこと」と言われています。これは人生の最期を迎える方々を看取った看護師さん達の経験から言われている事実です。
やはり、「やりたかったことをやれなかった人」「夢や目標をあきらめてしまった人」「結ばれたかった人と結ばれなかった人」「失敗を恐れてチャレンジしなかったこと」「一歩踏み出せば人生が変わっていたかもしれないこと」「一歩踏み出す勇気がなくて一歩引いてしまった経験」「他人に合わせてしまうことで自分が満足しなかったこと」「あれは贅沢だと思い手を伸ばすことをやめてしまったもの」
そのように人生はいくつか「やめてしまったこと」や「チャレンジしなかったこと」「やりたかったけれどやらなかったこと」そんなものが皆さん1つぐらいはあるのではないでしょうか?
これは高齢になられた方のみではなく20代や40代の方でも同じように自分の奥に当てはまることはあるのではないでしょうか?

始めるのに遅すぎることなんてない

これは本屋で目にした素敵な言葉でした。
・会社を定年退職してこれから第二の人生を歩みたい。
・ずっと我慢して家庭に納まっていたが子供たちが巣立ったことで自分のセカンドライフを始めたいと思った。
・親に勧められた仕事をしていたが、何か自分の中で満足しない引っかかりがあった。
・本当は好きなことを思いっきり楽しみたかったけど、自分の置かれている状況や環境を考えるとそんなことするのはみんなに悪いと言うように、思ってしまい一歩が踏み出せなかった人。

そんな方達いらっしゃるのではないでしょうか、確かに年齢を重ねれば重ねるほど新しいことに踏み出す一歩がなかなか出ない。また何かを壊してしまうのではないか、捨ててしまうのではないか?そんなふうに思う人もいらっしゃるでしょう。

今更始めても、、、
そんな言葉が聞こえてくるような気がします。では、いつだったらよかったのでしょうか?
それは『今』です。始めたいと思った時が『その時』なのです。
『思い立ったが吉日』という言葉があるように思い立ったその日が、その瞬間が1番良いです!
考えてみてください。
残りの人生1番若いのはいつですか?それは『今』この時ですよね!

一歩を踏み出しただけで成功しています

始めたら成功しなければいけない稼ぎにならないといけない楽しまないといけないと思って勝手に思い込んでいる人が多いです。そうではなく始めた時点であなたは成功してるのです。へ仮に失敗してもそれはマイナスではなく始めたいっぽ前に出たと言うプラスが生まれています。考えてみてください一方踏み出さなければ、そこには何も生まれていないのです0なのですしかし0.2でも0.8でもいっぽでも前に進んだのなら+です。

終活をより充実させるために! 『3週間後の死』ワーク

さて、ここからはご自身でできるセルフ終活をご紹介いたします。
これは付箋を使うとすごくやりやすいのですが、ペンと紙さえあればできますのでご用意ください。

人は期限があるからこそ本気で何かを考えられます。
これは何も実際に高齢の方だけではなく20代の人や30代の人にも当てはまることでしょう。
さらに3週間という時間は本当にやりたいことだけを厳選しないと、あっという間に過ぎてしまう短い期間です。
さて、そんな3週間の間にあなたは一体どんなふうに過ごすでしょうか?

まだ時間があるから先延ばしにしている事あるのではないでしょうか?
仮にもし明日死ぬとしたらやれる事はかなり限られてきます。
しかし3週間という中途半端な期間を設けることでやりたいことを制限なく出していきたいと思います。

ステップ① まずは環境を作る

まずは実習を行う前の環境を作りましょう、自分の最後の3週間とじっくり向き合うために静かに集中できるところに移動しましょう。他の人が気にならないような場所に行ったりおうちの中に個室があれば個室がいいでしょまた前もって家の人にちょっと話しかけないでと言っておくなど自分だけと向き合う時間を作りましょう。

ステップ② 紙に1日目から21日目まで左側に書き出す

一枚の紙の左側に
1日目
2日目
3日目



20日目
21日目
というように書いていきます。

ステップ③ とにかく書き出す

何をやらないと悔いが残るのか?を思いつくまま、とにかく付箋に大量に書き出してください。これには制限がありません。いつかは絶対にやりたいなと思っていることまたやりたいと思っていたこと。を書き出してください。
・5つ星ホテルに泊まる
・スカイダイビング
・富士山登頂
・日本一周
・京都お寺散策
・1日中ごろごろ過ごす
・読みたかった本を読破する
そんな事でも構いません。他にも、ちゃんと伝えておかないと周りの人が困ってしまうことないでしょうか?
自分のお仕事の引き継ぎであったり、親族の連絡先を家族に伝える。また自分だけが知っているウェブサイト等のアカウントの削除また解約等。

ステップ④ スケジューリングしてみよう

一通り書き出したら、21日間をどんなスケジューリングで行うとベストか考えてみましょう。
例えば、日本一周中に京都ではお寺散策に1日使う。
富士山を登山するなら何日目だな。
スカイダイビングできるところは日本のどこにあるだろうか?
すると何日目に行くのがいいかな?そして五つ星ホテルはどこのホテルに泊まるのがいいか?
などスケジュールと場所と合わせて考えみってみると、より面白くなってきます。

ステップ⑤ アクションの開始!

ここからが非常に大切です。それではあなたが作成した3週間後の子のスケジュールを見て5つのことを考えていきます。

①今すぐできる事はないか?
ちょっと今まで考えすぎていたかもしれないけれど、先延ばしにしていたけれど、これなら今すぐできる。また、予約だけだったら今すぐできると言ったこと見つけてください。

②将来の夢としてできる事はないか?
今すぐと言うのはちょっと難しいかもしれないけれど今の状況が少し変わればいけるかもしれないといったことをチェックしてみましょう。

③形や規模を変えて実現できる事はないか?
例えば、世界一周をしようと思っていたとすると、ちょっと無理があるなと思ってしまったのであれば世界一周で行きたかった場所や都市等が複数あれば、そこに転々と行ってみる。なにも世界1周行くまで帰ってこないと言うわけではなく、シンガポールに行き日本に帰国し、しばらくした後今度はパリに行く。パリからだとオランダに行きやすいなぁとかそういったアイディアも出てくるかもしれません。
その他にもギリシャのサントリーニ島に行ってみたいとしたら、海外にはなかなか行けないとなると高知県にあるヴィラサントリーニというリゾートに行ってみる。
と言う具合に形を変える疑似体験をするなどでも満足するのであればいいと思います。

④自分にとって本当に大事なものは何か?です。
例えば書き出した付箋の中に何度も出てくる「キーワード」は何でしょうか?
あ〜常に自分は家族と行動したいと思っているな。また友達と一緒に過ごすことが大切と思っている。いや、自分は1人で過ごすのが本当に大好きなんだ。
と気づく方もいらっしゃるかもしれません。そういったものが見つかれば色ペンを使って横に書き出してみると、あなたの大事にしている思いや行動、価値観が明確になりますね。

⑤自分がないがしろにしている事は何か?
例えば、家族と言うことが出てくるのに家族に対してないがしろにしている。また、冷たくしてしまっているなど。ないでしょうか?
他にも3週間のうちに会いたいと思っていた人、書き出した人の名前があったとします。その人たちにメールや電話等しばらくしていなかったなと気づくこともあるかもしれません。
そんな形にも今回気づけたと言うことで連絡を取ってみると言うこともできますね。

終活というとまだ先かな?

終活というとまだ先に感じる人が多くいることでしょう。
しかし、何歳だろうと「いつなにが起こる」か分かりません。

少し僕の話をさせてもらうと
僕の父は58歳の時に突然、大動脈解離という動脈が剥がれる病気にかかったのです。3週間ほど集中治療室で治療した後、他界しました。
その前の日まで趣味のテニスをしていました。当日も犬の散歩中に倒れました。
火葬のスイッチは僕が押しましたが、その後、しばらく虚無感が漂っていました。
そして、微々たる保険金が入り、父の墓前で考えていました。
人はいつ何が起こるか分からない。「だからこそ」やりたいことはすぐにでもやっておこう!と思えました。
実際、行ってみたかったスペインのトレドという素敵な古い街に行きました。

父から最期に教えてもらった教訓に感じています。


みなさんも本当の終活に向けて準備始めませんか?



スペインのトレドはこちらで紹介されています