親ガチャに失敗した君たちへ

もっと良い親のもとに生まれたかった。「もっとお金持ちの親だったら」「もっと都会の親のもとに生まれていたら」「親がもっと背が高ければ」「運動神経の良い親だったら良かった」「もっとエリートの親の元に生まれていたら」「社長の家に生まれていたら」なんて思った事は1度ぐらいは皆さんあるのではないでしょうか。
かく言う私もそんなふうに思ったことがあります。特に僕の場合は身長が低いので身長の低い両親を見て「もっと両親の背が高かったらいいのになぁ」と子供の頃はよく思っていました。

しかしその思いの正体と言うのは、
スポーツをするときに背が高い方が有利なのに自分は低いままだ、また女の子は大抵(偏見がありますが)背が高い男の人を好むから、背が高ければ、後輩にも尊敬されるし同級生からもいじめられないで済む。そんな思いが「違う親だったらいいのにな」と望む正体です。
つまりコンプレックスからくるものですね。実際のところは親を選べなかったことよりも自分が他の部分で劣等感を感じているというのが真実です。
以上は僕が感じていたことです。

実際にとんでもなくひどい親のもとに生まれた方も、もちろんいらっしゃいます。親からお金をせがまれて仕送りを何年も何年も自分の生活を、自分の身を粉にして生活しているのに、働いているのに、親に持っていかれる。
そんな方もいらっしゃいます。
また、しょうもない愚痴を話すが相手がいないからと言うことで、自分にばかり話してくる、「その話他の人にしたらいいのに！」と反発しようものなら、「こんな愚痴聞いてもらったら悪いじゃん！」と答えが返ってくる。
私は？
お母さんの愚痴を聞く道具？家族って何？都合のいいことばかり言ってこちらのことは一切考えてくれていない！！

家族にこんな風に思ったことはないでしょうか？
相手が分からずや・自分勝手・傲慢・支配的・過干渉・無神経・傍若無人・突然キレる、暴力をふるう・愚痴と不満ばかりで感謝の言葉がない・根が暗い・いちいちうるさい・嫉妬深い・疑り深い・コンプレックスが強い・同情を欲する・人の話を聞かない・会うたびに喧嘩してしまう・依存してくる・自堕落・利用しようとしてくる・ずっと見張られている気がする・嫌な親とそっくりだと感じてしまい自己嫌悪になる・親に迷惑や心配をかけた後ろめたさがある・期待に答えられなかったという負い目がある・家族がしんどい・一緒に居たくない・親を見ると憂鬱になる。

何か一つでも当てはまるものはありませんでしたか？

あなたにとっての家族とは？また親とは？それはもしかしたら、一人一人違う答えが返ってくるのではないでしょうか？
「親はこうあるべきだ」「子はこうあってほしい」「家族とはこうだ！」
そんな風なものがあるのかもしれません。固定概念やビリーフですね。しかしそれも十人十色。
もしかすると自分が親にしてもらえなかった事を子に求めていたり、親からされてきたことをしまっていたりする。
また他にも親に対してして欲しかった欲求や当時言えなかったことを似た人にぶつけてしまったり、配偶者や近親者にぶつけてしまうこともあるでしょう。
しかしそれらはあなたの育ってきた環境に原因があるのかもしれません。

・父親がギャンブルにはまってしまい自分の貯めたへ留学費用を借金の返済に当てられてしまう。そして自分の夢がついてしまったと言う人。
中学時代野球をやりたくて仕方なかったが議員をしていた父親が進学に必要ないものならやめてしまえ！と言い大好きだった野球を大部しなければならなくなってしまった。

・父親が母親に暴力をふるいそれを助けようと自分も入ると父親に殴られてしまいお母さん大丈夫？と母親に寄り添うと、母親からなんでそんなことするの！そんなことしないでお母さんが悪いの！と怒られてしまった。

・就職の頃になり面接を受けようとしていると、「そんな企業じゃ何も勉強にもならないし、キャリアアップにもならない。そんなところならば辞めてしまいなさい！他のもっと大きな企業に行きなさい！」しかし自分が行きたい企業は決まっている。そして自分がやりたいことをやるためには、その企業に行くべきだと自分ではわかっているが、母親から止められてしまう。自分は涙を流しながら行きたい理由を並べても母親からは拒絶されてしまう。

これらは全て実例です。僕が聞いた実際にあった例を取り上げました。
すべて親の価値観や見解でしかないことなのは見ての通りですよね。

親ガチャに失敗すると健康上の問題も上がってくるだろう。
それは親が健康に関する知識を持っていない。また、お金の知識を持っていない。その他勉学や予防医学、遊びに関してもそうだと言える。
親が多くの知識を持っていること、それは子がどのように成長していくかの知識の範囲を決めてしまうものでもある。
しかしこういった問題も、親が人付き合いが上手ければ、知識のある方と仲良くすることにより知識を得られることもある。
そういった意味で言うと、人付き合いが上手くなく、知識もなく、金銭的余裕もなければ、親ガチャの『はずれ』と言わざるを得ないところもあるであろう。
生活習慣も遺伝する。そしてそれは親ガチャにも似たところがあるだろう、外面の遺伝はどうしようもないところがあるだろう。目や鼻の形、身長骨格等は親から譲り受けたものが大きくなってしまう。
しかし、そんな中でも肌の病気であったり、生活習慣病と言われるようなものに関しては遺伝とも言われる事はあるが、生活習慣によって改善できるものもある。それは親元を離れ、一人暮らしを始めてからなど親とは違う食習慣をしていたり、生活習慣をする事によって、親とは違う肌レベルや健康を手に入れることもできる。
例えば、アトピーなどは体内環境を改善してやれば明らかに良くなるだろう。しかし親元で、親と同じ食習慣や生活習慣をしていると、やはり親と同じ状態になる。
それは食べたものや生活の環境が一緒なわけで原因はそちらにあるだろう。肌トラブルや体つきなどは改善する事は可能である。

簡単に言うと「お父さんならこう判断するだろう」「お母さんなら神判断するだろう」と無意識の判断をしてしまう。価値基準なども、やはり親の影響を受けてしまっている。
例えば、本当はプロ野球で巨人を好きになりたいけど、父親がアンチ巨人だったからどうしてもアンチ巨人になってしまう。本当は好きになりたいんだけど。
その他にも母親がコンビニ弁当や惣菜を買ってきて手料理はあまりしない人だったら、その子供もコンビニ弁当をよく食べる、スーパーの惣菜コーナーにもよく立ち寄るようになってしまうだろう。それは親が手料理をあまりしないのが当たり前という刷り込みに他ならない。
その他にも離婚などのよく例に上ることで言うと、親が離婚した経験がある子供は親が離婚していない家庭の子供と比べると離婚をする確率が高いという統計も出ている。

このように親からの遺伝とも言われる刷り込みがあなたの無意識の9割を占めているのが実際のところである。
つまり自分の価値判断している物差しのほとんどは親が影響しているという事実である。

そう、この人生は親は親。あなたはあなたであること。これは間違いなく言えることです。
あなたがしたいことをすればいい。あなたの人生は、あなたが「主人公」であると理解すること。
しかしそうは言っても、過干渉の親であった場合は「おい！あーしろ！」「こーしろ。」といった具合に干渉をしてくることもあるでしょう。
そんな時、今の状態が良いのなら、変えたくないのなら、親がかわいそうで仕方が無いのなら、そのままの親に干渉される人生。親ガチャの『ハズレ』を引いた人生を歩めば良い。

それでも、「親ガチャを『アタリ』にしたい！」また「自分の人生を成功にしたい充実させたい！」

そんな時は、『縁』を切ってしまうと言う方法もある、と言うことを理解ください。あまりにしつこければ警察に相談することもありかもしれません。他にも、いっそのこと日本を離れるという選択もあります。今の時代だったら、きっと誰でも生きていく事はできるでしょう。
まあ仮に国外にまで逃げる必要がなくても、親の知り合いなどには話さずに本当に自分の中の良い友達や、信用できる人にだけ移住先を伝えて、違う地方に逃げてしまうのもアリです。
そんなふうに考えてみてはいかがでしょうか？

親ガチャに失敗したからといってあなたの人生が失敗と言うわけではありません。
親ガチャに失敗したっていいじゃないですか。大切なのは親に失敗したことよりも、あなたの人生を失敗しないことが大事です。

大切なのは『あなたの人生の主人公は、あなた以外いない』と言うことを理解することです。

それでは、どうしたらあなたの人生はより良くなるのか想像してみてください。
どうやったらもっと充実する？どうやったらもっとお金に困らない？どうやったら夢を叶えられる？どうやったらうまくいく？
これらを考えていくことです。
あなたの人生はあなた自身が選択して作り上げていくのです。

さあ！あなたの人生を作りあげよう！！